毛髪に関する生理学的な迷信
B.1 フケが男性型脱毛症の指針となる
B.2 抜け落ちた髪の毛の先には必ず頭皮の毛球がついている
B.3 髪の毛は切らなければ、伸び続ける
B.4 坊主にすると髪の毛の伸びが早くなり、また(もしくは)太くなる
B.1 迷信:フケが男性型脱毛症の指針となる フケと男性型脱毛症の間に因果関係はありません。 フケは脱毛症によって起こるのではなく、フケとは頭の表皮(一番外側の皮膚)が余る、長期にわたる長期にわたる非炎症性の症状で、約20%の人に目立って見られるものです。夏場になるとフケは激減し、よく言われる心的ストレスよって悪化するということは証明されていません。
体全体がで起こるように、継続的に頭皮の上皮細胞ははがれ落ちていきますが、フケ症の人は通常より2倍の速度で上皮細胞の入れ替わりが行われています。フケは髪の根本の上皮の成長にともない毛幹付近に見られることが多いのですが、脱毛症とは関係がありません。
処方箋のいらないシャンプーで定期的に洗うだけで、フケ対策は十分です。シャンプーに含まれるフケに効果のある成分にはセレニウム、コール・タール, サリチル酸、ケタコナゾール、ピリチアム亜鉛といったものがあります。自分に合った一番効果的なものを選ぶと良いでしょう。
B.2 迷信:抜け落ちた髪の毛の先には必ず頭皮の毛球がついている これは真実ですが、いつも毛球が見えるわけではありません。髪と同時に髪の毛の先にある頭皮の死んだ細胞や残がいは抜けおち、これは非常にもろく、簡単にすり減ってしまいます。
B.3 迷信:髪の毛は切らなければ、伸び続ける 残念ですが…。頭皮から出る髪の毛の長さは、その成長周期により違い、個人差があります。成長期が長い人の髪の毛は、より長く髪が伸びます。一般的な髪の毛の成長期は3年から5年で、普通の周期の人であれば、髪の毛は腰の下ぐらいまで髪の毛を伸ばすことができます。しかし、成長期の短い人は、その長さになるまでに髪の毛が抜けてしまい、この成長期のほぼ遺伝によって決まっています。平均的に1か月で伸びる髪の毛の長さは2分の1インチ(約1センチ)です。
B.4 迷信:坊主にすると髪の毛の伸びが早くなり、また(もしくは)太くなる 間違いです。髪の毛を剃ることは髪の毛の成長や脱毛になんの効果もありません。髪を剃ると成長が早くなるというよくある誤解はおそらく、成長期の毛包から伸びる毛幹の再興が同時に起きるからで、楽観的観測として成長期が早まったように見えるのです。しかし、それは幻想です。1か月に延びる髪の毛は約0.5インチ(1センチ)で、それを私たちが変えることはできないのです。
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